志望動機と入社後のキャリアを教えてください。
就職活動では幅広い業種を検討していて、販売業も選択肢として視野に入れていました。数ある企業の中から上新電機を選んだのは、採用担当者の方が本音で学生に接してくれたことで「人に真摯に向き合ってくれる会社なんだな」と感じたからです。入社後は11年間、店舗勤務を経験。生活家電、季節家電の担当を経て主任を3年、副店長を2年務めました。その後、販売促進部に異動となり現在に至ります。
私が所属している企画制作グループの主な業務は、お客さま向けのチラシ・DMおよび広告物の作成や、新規オープンや改装に伴うセールの企画立案などです、私自身は主に全店舗対象のチラシの作成を担当しています。販売計画やスケジュールに応じた紙面を企画し、印刷会社との打ち合わせを重ねてデザインの方向性を決定。その後、商品部から出稿される掲載商品の詳細を参照しながら微調整を図り、紙面をつくり込んでいきます。
チラシづくりで特に
意識していることは何ですか?
お客さまにリアル店舗で商品をご購入いただくためには、数ある家電専門店の中から上新電機を選んでご来店いただく必要があります。チラシとはそのきっかけになるものなので、紙面を考える際には、「どうすればご来店いただけるか」を念頭に置いています。単に商品情報を羅列しただけ、デザインや色づかいが綺麗なだけ、といったチラシはNGです。商品ごとにメリハリを付け、季節感を反映し、本社の施策や商品部の意向も汲みながら、全体のバランスを見て最適解を模索しています。
また、私自身の店舗勤務時代の経験から、チラシで推している商品と、店舗でおすすめする商品がリンクするように心がけています。そうすればお客さまへの説得力が増し、チラシを接客時のツールとしても活用できるからです。
家電製品のラインナップ自体は、どの家電専門店でも大差はありません。その中で各店舗のメンバーは「良い接客をして、また足を運んでいただきたい」という思いで取り組んでいます。そうした店舗での取り組みを、チラシでもしっかりフォローしたい。そんな思いで日々紙面づくりに向き合っています。
今後の目標について
教えてください。
チラシはアナログな媒体のひとつですが、これからの時代を考えると、紙媒体だけでお客さまに有益な情報をお届けし続けることには限界が生じるでしょう。ジョーシンアプリやJoshin webといったデジタル媒体も展開しているものの、これらは基本的にお客さま側からのアプローチが必要なプル型のコンテンツなので、デジタル媒体だけですべてのお客さまに効果的な訴求をすることも難しいと思われます。
こうした懸念を解決するカギになるのが、アナログとデジタルの融合です。チラシやDMといったプッシュ型のアナログ媒体を入り口にして、例えばそこからARと連動して、お客さまのご自宅に合った家電をおすすめできる仕組みが確立できれば、今までにない画期的な販促方法となる可能性があります。
私は販売促進部の仕事では「大きなことをやり遂げた」という実感をまだつかんでいません。だからこそ、しっかりと今の担当業務をこなしながら、時代の先を見据えた大きな取り組みにもチャレンジしていきたいと考えています。
オフの過ごし方
小さな子どもが3人いるので、家族で外出することが多いですね。外出のたびに、すごくはしゃいで喜んでくれます。子どもたちの元気な姿が見られるのは親として本当に嬉しいものです。