従業員同士が
あらゆる多様性を
容認し合い快適に働ける
環境づくりに
取り組んでいます。

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  • 島 安姫
  • ダイバーシティ推進室 室長
    1992年入社

志望動機と入社後のキャリアを教えてください。

入社して最初の配属は社長室で、約10年間、秘書業務や広報業務に携わりました。2人目の子どもの出産に伴う産休を経て復職後、関西地区の店舗を統括する営業部へ異動。主にデータ集計業務の担当として約15年間勤めました。この間、さらに子どもを3人出産。5人の子どもの子育てと仕事の両立は大変な一面もありましたが、職場と家庭が全く違うからこそ、両方楽しんでこられたと思います。その後、自身のキャリアアップを図るために自己申告書で異動を希望したところ、経営企画部の配属に。広報担当としてのマスコミ取材対応や経営トップのサポート、取締役会・執行役員会の事務局としての業務等を手がけました。経営に近い部分での仕事で緊張感をもってさまざまな業務を経験することができ、この部門で過ごした約4年半はやりがいに満ちていました。そんな中、従業員がより働きがいを感じて快適に働ける環境づくりを推進していくという、経営トップの強い意志により、ダイバーシティ推進室の新設が決定。2021年11月、室長として、同室に着任することになりました。

ダイバーシティ推進室の
ミッションを教えてください。

ダイバーシティとは多様性を意味し、年齢・性別・人種・宗教・価値観など、集団の中における個人間のさまざまな違いを指しています。ダイバーシティ推進室のミッションは、多種多様な属性を持った人たちがそれぞれの考え方を容認し合える職場を実現することです。統合報告書には2030年・2050年に向けた上新電機のあるべき姿として、まさにこうした環境の必要性について明示されています。しかしながら、その実現に向けて越えるべきハードルは無数にあります。まずはなぜダイバーシティ推進が必要なのかについてわかりやすく説明し、社内に浸透させていくことが重要です。ダイバーシティが包括する対象・意味合いは多岐にわたりますが、現時点では主に女性活躍推進に関するポイントにフォーカスを当ててダイバーシティを推し進めていきます。

女性活躍推進に関する考えや
取り組みについて聞かせてください。

女性は全人口の半分を占めているので、今後、上新電機のビジネスを維持・開拓していくには、売場づくりや経営判断に至るまで、女性の視点が入っている必要があります。そのために女性の採用数および役職者比率の向上を図っていくのですが、単に女性を増やすだけではなく、結婚や出産といったライフイベントに左右されず、長く快適に働き続けられる環境のもとに、今とは異なる人員編成による運営が必要です。現状でも産休・育休や時短勤務などの制度がありますが、もっと一人ひとりの公私の環境に合わせた多様な選択ができる制度を整備する必要があります。そのための手段を今、まさに現在進行形で講じているところです。
また、ダイバーシティに関する考え方や取り組みは「本社部門の一部の人間が考えたもの」ではなく、さまざまな部門や雇用形態の方の意見を取り入れて推進していきたいと考えています。そのために、ダイバーシティ・カウンシルとして、従業員が意見表明できる場を取り組みの第一歩として発足させます。皆さんが入社されたときに「いろんな立場の人にとって働きやすい職場なんだな」と実感してもらえるよう、これから自分の役割に真摯に取り組んでいきたいと思っています。

オフの過ごし方

休みが平日のときは、子どもを学校に送り出してから録画したドラマを見たり、読書をしたりしてゆったりと過ごしています。スケジュールが合えば、家族で奈良などに出かけ、紅葉と甘いものを楽しんだりします。