今回はこちらのお二人に
お話を伺いました
- 上野 真菜
- 2020年入社
入社1年目は調理家電とクリーナーの担当者として勤務。2年目に新規出店する店舗のオープニングメンバーに選ばれ異動し、販売や売場管理に加え、パートタイマー・アルバイトスタッフの育成も担う。
- 出口 理沙
- 2012年入社
家電製品の販売を中心に、修理受付や部品の取り寄せなど幅広く業務をこなす。入社8年目に産休・育休を取得し、現在は育児短時間勤務制度を活用して仕事と育児を両立。自分の仕事にとどまらず、若手社員のフォローや新入社員の育成も任されている。
私らしい接客と、“お得意さま”との思い出
家電製品の提案・販売はレジ応対のようにマニュアルがあるものではないので、入社間もない頃は難しく感じた記憶があります。先輩から「まずはいろんな人の接客を見て学ぶといいよ」と言われて実践していました。上野さんはどうでしたか?
私もそうでした。最初は先輩社員が接客しているのを後ろで見て、聞いて参考にするところから始めましたね。上新電機の販売員は経験豊富な方も多いですし、接客スタイルにも個性があって、自分自身の“強み”を生かした私らしいスタイルを確立できるまで、「これは参考にできそう」と思うことは真似してみたり、自分なりに工夫を繰り返していました。
そうやって試行錯誤する中で、お客さまも応援してくださったりしますよね。ちなみに、上野さんは初めて自分を指名してくれるお得意さまができたときのこと、覚えていますか?
もちろんです! 入社1年目の5月くらいに、ご年配のお客さまから「ラジオを買いたいけれど、どこにある?」とお声をかけられました。売場に出て間もない時期だったので不安もあったんですが、がんばってご案内したんです。「じゃあ一緒に売場に見に行きましょう」って。
一生懸命対応してもらえて、お客さまは嬉しかったでしょうね。
はい。実際、お買い上げのときに「親切にしてくれてありがとう」と言っていただけました。帰り際に「入社してまだ1カ月くらいなんです」とお伝えすると「それなら私がお得意さま第一号だね」と言っていただけて、すごく嬉しかったですね。
仕事に慣れていないなりに一生懸命な姿を、お客さまは見てくださっているんでしょうね。私もそうでした。
出口さんは仕事ができる人ってイメージが強いので、そんな姿は想像もつかないです(笑)。
いえいえ、最初はみんなつたないですよ(笑)。私に初めてお得意さまができたのは、冷蔵庫の商談がきっかけでした。私もまだわからないことが多くて、内心すごく焦りながら販売したんですけど、1週間ほど経ってからお客さまにお礼状をお送りすると、それに対するお返事のお手紙をいただいたんです!
すごく素敵なお話じゃないですか。
ええ、「一生懸命調べて対応してくれてありがとう」というお言葉をいただいてすごく感動したのを覚えています。ちなみに、そのお手紙は今も大切に取っていますよ。
やっぱり、お得意さまの存在って働いていく中で本当に励みになりますよね。
育児と仕事、そしてやりがい
私が入社したタイミングで、出口さんも育休から復帰されましたよね。お休みに入ったのはいつ頃からだったんですか?
確か入社8年目のときです。産休・育休や復職後の育児短時間勤務など、必要な制度が整っていることはわかっていたので特に不安はありませんでした。
そういえば、社内に『仕事と子育てに関する相談窓口』が設けられているんですよね。オンラインで育休中の方を集めたセミナーなんかも実施されていると聞きました。
そうですね、私もセミナーに参加しました。社内の育休中の社員同士で復職に向けて情報交換ができたので、さらに不安が払拭されました。
育休中にお店に行ったりもしました?
出産後、退院して少し落ち着いたタイミングで、報告も兼ねて子どもを連れて行きました。店長が子どもを見るなり「めっちゃ可愛い!」って、親戚のおじさんみたいな感じで言っていましたね(笑)。
そうだったんですか(笑)。私も出口さんのように結婚や出産をしても長く働きたいと思っているのですが、復帰後、育児をしながらの仕事となると、やはり内容ややり方が変わったりしましたか?
復職後は馴染みのあるもとの店舗に戻れましたし、育休前と変わらず、担当のコーナーを持って責任ある仕事に取り組めていますよ。今年は、新入社員の育成リーダー(教育担当)にも任命され、やりがいを感じながら働けています。ただ、育児短時間勤務だと働ける時間が限られるので、以前と比べてより一層綿密に仕事の計画を立てるようになりました。
もともと出口さんって計画的ですごいなと感じていましたけど、それでも以前にも増してスケジューリングに気を使うようになったんですね。
店舗メンバーから「手が回らないことがあれば遠慮なく伝えてほしい」と言ってもらっていますし、お願いできる部分はお願いしています。ただ、中にはこれだけは自分で完結させたい! と思う仕事もありますからね。周囲の理解と協力がある上で、より計画的に動く必要があるんです。とはいえ仕事にはイレギュラーが付きものですから、計画通りにいかないことも当然あります。
多様なワークライフバランス
計画通りにいかないこともあるということは、勤務時間が短時間であることがもどかしく感じることもありますか? 例えば「今日はもう少し働きたい」「週に何日かはフルタイムで働きたい」と思ったりとか……
それはすごくあります。もちろん考え方は人それぞれです。私のように「子育てをしながらでも働けるときは働きたい」という人もいれば、逆に「復職後はできるだけ子育てに時間を割きたい」と思う人もいると思います。その時々の状況や取り巻く環境によっても価値観は変わると思いますし。“働く女性”と一言で言っても一括りにはできない多様性がありますね。
一人ひとりの多様性にマッチした働き方がより柔軟に選べるようになれば、女性だけでなく全従業員にとってもっと優しい会社になりそうですね。
本当にそうだと思います。社内ではダイバーシティ推進室が設立されたので、大いに期待しています。こうした部署ができたのは、これまで以上にさまざまな希望を汲んで、制度や多様な人財が働きやすい職場環境づくりに反映しようという意思が会社にあることの表れですから。
確かにそうですね。これから私も遠慮せずに希望を会社に伝えていきますね。
そうすれば将来、上野さんが出産や育児といったライフイベントを迎えたときに、もっと働きやすい会社になっていると思います。
学生の皆さんへのメッセージ
育児と仕事を両立している身としての率直な感想ですが、非常に働きやすい会社です。保育園からの急な呼び出しなどで早退しないといけないときも、「それなら遠慮なく早退して」「代わりにできることはやっておくから」など常日頃から気づかってもらっています。女性だけでなく、男性従業員の理解があることもありがたいです。各種の制度が当たり前に整備されているのは素晴らしいことですし、それ以上に社風や人が温かいんですよね。
社風や人が温かいというのは本当に同感です。私自身、面接のときにすごくリラックスして話ができたのを思い出します。採用担当の方や面接官の方を通じて「自分に合いそうだな」と実感できたので、内定をいただいて入社を即断しました。実際に働き始めてからも面接のときと同じ雰囲気を感じるので、やっぱり就職活動の中で感じられる企業の印象って、社風を表しているんだなと思います。皆さんもいろんな企業を見ることになると思いますが、その中で上新電機のことを「自分に合う会社だな」と感じてもらえたらすごく嬉しいです!
Joshin ワークライフバランスを
サポートする制度と取り組み
産前・産後休暇や育児休業はもちろん、⾧く働き続ける
従業員を
サポートするために整えている制度を一部ご紹介します。
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- 勤務地選択制度
- 1年に1回、ライフプランに合わせて転宅を伴う転勤の有無を3つのコースから選択することができる制度。“転勤をしない”というコースで地域に根づいた働き方を選択することも可能です。
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- イクメン休暇
- 男女問わず育児に参画して欲しいという思いから、世の中の流れに先駆けて、最大28日間の特別有給休暇を取得してもらう取り組みを進めています。
(内14日は取得義務)
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- 育児短時間勤務制度
- 子どもが中学校3年生まで、1日の勤務時間を複数のパターンから選択し、短時間で勤務することが可能です。
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サポートプログラム
“育みチャレンジ” - 出産や育児といったライフイベントとキャリア形成を安心して両立できるよう、『仕事と子育てに関する相談窓口』が積極的にサポート。窓口は社内の先輩社員が担当し、会社の制度や子育てに関する情報の提供を行っています。
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サポートプログラム